【らんちゅうの魅力!】
そう聞かれても一言では言い尽くせません。
それは彫刻や盆栽などのように置きモノでなく動く生き物ですから何と云ってもその“優美な泳ぎ”に尽きるでしょう。
熱帯魚や多くの金魚を観賞するに留まらず、らんちゅうは自分流に創り上げることこそおもしろみがあり、また腕の見せ所となります。
例えば、同じ材料で幾人の料理人が腕を振るっても、その味、香り、見栄えが様々なように。
愛情を振りそそいで創り出した自慢の魚が品評会等で入賞した時の感激は体験した人こそ味わえるものです。
また、らんちゅうを上から見ますと光線の当たる角度によって赤色が黄金色に輝いて見えることがありその美しさは格別です。
頭の盛り上がった「肉瘤」はゴージャスな重厚美があり、そこが何とも魅力的だ、という愛好家もいます。
その付き方の好みは人によって分かれるところです。
(龍頭、ト巾(ときん)頭、ビン張頭(びんばりがしら))
細かく揃った「鱗並び」も背ビレのないらんちゅうにとってその美しさを際立たせ、色の映りもよく「品」すら感じさせます。
決してスマートな泳ぎではありませんが、からだ全体でお尻を“フリフリ”させながらのおしゃまな泳ぎっぷりはこよなく愛嬌があるのではないでしょうか....
